こんにちは。
店長のマキコです。
日本に昔から伝わる行事として節分があります。
「季節を分ける」と書くように、春のはじまりである「立春」の前の日が節分にあたり、2016年の節分の日は2月3日です。
節分では、「邪気をはらって福を呼び込む」ために豆まきが行われたり、「福を巻き込む」という願いを込めて恵方巻きを食べたりします。
恵方巻は七福神にならって七つの具材を入れるのだそうですよ。
それと、切らないでまるかぶりして食べるのは「縁が切れないように」という意味だそうです。
さて、今月の読み聞かせは小学3年生のクラス。
今回は節分にちなんでこの2冊を選びました。
1冊目はこちら。
「おばあちゃんのえほうまき」
作・絵:野村 たかあき
出版社:佼成出版社
女の子がおばあちゃんと一緒に恵方巻きを作り、家族みんなで食べてから豆まきをするまでのおはなし。
節分の意味や習わしについて、おばあちゃんが子どもにわかりやすい言葉でおはなしをしてくれています。
2冊目はこちら。
「ふくはうちおにもうち」
作: 内田 麟太郎
絵: 山本 孝
出版社:岩崎書店
ある寒い夜のこと。
鬼が寒くて泣いていると、気のいい男が家に招き入れてくれました。
男は鬼たちに酒をすすめ、初めは遠慮がちな鬼も飲んでいくうちに陽気に!
おかみさんと子どもたちは鬼に出て行ってくれと頼むけど、男と鬼はお酒が入ってますます盛り上がります。
そんな楽しそうな声を聞いて、なんと福の神もやってきます。
鬼がいるのを見て逃げようとする福の神を離さないのはおかみさん。
みんなでお酒を飲んで、最後は楽しく踊ってめでたしめでたし。
節分の絵本はほとんど鬼が悪者として描かれますが、この絵本に登場する鬼は楽しそう。
山本孝さんの独特な絵も見ものですよ。
スーパーの売り場で鬼のお面付きの豆が並んだり、テレビのCMで恵方巻きが登場したりするけど、そもそも節分とは何なのか…。
絵本を読んで意味を知ったり気分を盛り上げてから、恵方巻きを食べて豆まきをすると楽しさも倍増すると思いますよ。
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おばあちゃんと一緒に遊べるお手玉と、ぬいぐるみがセットに。
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