5年生に読みたいお米と算数の絵本

こんにちは。
店長のマキコです。

収穫の秋、美味しい新米ができる季節ですね。
そんな中、小学校5年生への読み聞かせにおすすめの絵本をご紹介します。

1つぶのおこめ ~さんすうのむかしばなし~
「1つぶのおこめ ~さんすうのむかしばなし~」
作・絵: デミ
訳: さくま ゆみこ
出版社: 光村教育図書

これはインドの絵本です。

むかしインドのある村で、村人がつくったお米を独り占めしている王様がいました。

「ききんの時が来たらわけてやる」と言っていたのに、不作が何年か続いても王様はお米を分けてくれません。

そんなある日、村娘が良いことをしたご褒美に王様から「なんでも好きなものを言うがよい」と言われました。

娘は知恵を働かせ、「お米を一粒ください。そして前日にもらった数の倍のお米を30日間毎日ください」と申し出て、王様としっかり約束をします。

1日目は1粒、2日目には2粒、3日目には4粒…と、毎日前の日にもらった倍の数のお米をもらい続けていると・・・

なんと30日目には5億粒以上になり、王様のお米を全てもらうことになったのです!

もちろん、娘は米を村人に分け、悪い王様が心を入れ替えるという単純なお話なのですが、算数の倍数を使っているところが面白い。

お米の数が増えていくページが見開きになっていたり、イラストや色合いがとっても綺麗で色々な動物が登場したりと大人が見てもとっても魅力的な絵本です。

先日も5年生の読み聞かせに使ったのですが、子どもたちは「おお~!」と声をあげて楽しんでいました。

小学校5年生は授業でお米の栽培を勉強するので、算数とかけあわせたこの絵本は5年生に向けた秋の読み聞かせにぴったりの絵本です。

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