こんにちは、スタッフくわっちです。
娘がオギャーと産声を上げこの世に生まれてから十数分後、会陰切開した部分をチクチク縫合してもらいながら産婦人科医と談笑していた時のことです。
突然、医師が豆乳を飲めるかと聞いてきました。
普段から飲む習慣はないけど、おそらく飲めると思います!と答えると、
「実はね、豆乳って体に良いし、母乳にも良いんだよ。母乳で頑張ろうと思っているなら、毎日飲んでね」
と、分娩台から顔を上げ私のほうを見て言ったのです。
バストアップに効果的なのは知っている方も多いと思いますが、母乳にも良いというのは意外と知られていない事実なのではないでしょうか?
豆乳の基礎知識と、私が実際に作っていたレシピをまとめてみました。
豆乳の種類は3種類
多くの食品メーカーが豆乳を発売していますが、日本農林規格(JAS)が定めた豆乳の分類は3種類。「成分無調整豆乳」「調整豆乳」「豆乳飲料」の3つです。
成分無調整豆乳はその名の通り、大豆を絞り水を加えただけの豆乳。調整豆乳はそこに甘みやカルシウム、食塩などを加えて飲みやすくしたもの、豆乳飲料は調整豆乳にコーヒーや果汁で味付けをしたものです。
母乳に良い成分とは?
女性ホルモン「エストロゲン」は、肌の新陳代謝を活発にさせお肌をツルツルにしたり、女性特有の体の不調を整えたり、髪のツヤ・ハリを保つ効果があると言われています。
このエストロゲンが、他のホルモンと一緒になって母乳生成を促す効果があるのです。しかし、エストロゲンの分泌は徐々に減少していきます。
大豆から加工した食品の中には「イソフラボン」という成分が含まれています。エストロゲンに似た働きをする「代替ホルモン」と呼ばれており、母乳生成率がアップする効果があるのです。
また、ビタミンEが母乳のもととなる血液の流れを促進させ、大豆に多く含まれているカルシウムやたんぱく質が母乳の質をアップさせてくれます。
また、忙しい育児でつい疎かにしがちな水分補給や、身体を中からキレイにする自浄作用も期待できるのです。ママには嬉しいことだらけですね!
でも摂り過ぎには気を付けて!イソフラボンの1日の目安
何事においてもそうですが、「たくさん摂ればいい!」というわけではありません。
過剰摂取していると、生理周期が不規則になったり、血流が促進され過ぎて出欠方になってしまう可能性もあります。
特に大豆イソフラボンは、豆腐や納豆、みそなどの大豆製品にも含まれています。1日の中で見てみると、大豆製品を口にする機会は意外と多いかもしれません。
イソフラボンの目安摂取量は、およそ70〜75mgほど。
調整豆乳の場合、コップ1杯(200ml)あたり50mgほどのイソフラボンが含まれていますから、豆乳と納豆1パック・豆乳と豆腐150グラム…という風に1日の中で摂取する大豆製品の量が増えると、必然的にこの基準をオーバーしてしまいがちです。
豆乳は牛乳に比べて賞味期限が長いので、200ml入りの紙パック製品を購入して「今日は大豆製品をそんなに摂っていないな」と思った時に飲むのがよいかもしれませんね。
また、豆乳の味が苦手な方は、牛乳の代わりとしてアレンジして料理に使ったり、お菓子作りの時に少量混ぜ込むと効果的に摂取することができます。
くわっちおすすめ!
母乳育児をサポートする豆乳レシピ「豆乳バナナジュース」
豆乳…コップ1杯ほど(200ml)
バナナ…半分〜1本(熟したものだと◎)
お好みで…きな粉・砂糖など適量
1.バナナを適当な大きさにカットし、好みの大きさになるまで潰します。バナナを潰す道具がなくても、ざる・ボウルとフォークなどで潰すのでOK!
2.潰したバナナを豆乳と混ぜ合わせて完成!お好みで味を整えてくださいね。
バナナはカリウムや葉酸を多く含んでおり、カリウムは授乳中のむくみ対策、葉酸は赤ちゃんやママへの大切な栄養として出産後意識して摂取することがすすめられています。
また、バナナの甘みによって豆乳特有の豆っぽさも減るので美味しく豆乳を飲むことができますよ。
夏は氷と一緒にミキサーで材料をガーッと混ぜてキンキンのバナナジュースに、冬はマグカップに入れてレンジにかけてホットにしても美味しいです!
他のフルーツを入れてアレンジしても、道具を出すのが面倒だからマグカップの中でバナナを潰してもOK。
母乳育児をサポートしてくれること間違いなしです。
豆乳だけでなく大豆製品にも多く含まれるイソフラボン。ほどよく食事の中に組み込み摂るようにすると、少しずつ自分の体が変化していくのが分かりますよ。
効果的に摂取して、育児しながらキレイなママを目指したいですね♪