(このコラムは、スタッフが体験したことを基に情報をまとめています。医学的見解に基づいた記事ではありませんので、情報を丸まま鵜呑みにすることなく「参考程度に」見ていただけましたら幸いです。)
こんにちは、スタッフくわっちです。
妊娠中、ほとんどのママさんが体験したことのある「つわり」。
原因は諸説ありますが、妊娠によるホルモンバランスの乱れが原因で様々な症状がおこるとされています。
つわりは妊娠悪阻(にんしんおそ)と呼ばれ、匂いに敏感になったり(匂いつわり)、空腹に耐えきれず常に食べていないといけなかったり(食べつわり)、吐き気を催す(吐きつわり)というものが代表的だと思います。
男性の方が「つわり」と聞いた時まず思い浮かべるのも、「吐いている」というものが多いようです。
実はそれ以外にもつわりがあるの、ご存知ですか?
ここでは私が体験した「よだれつわり」についてご紹介したいと思います。
よだれづわりとは?
唾液過多症(だえきかたしょう)とも呼ばれるよだれづわり。
他のつわりと同じように症状は人それぞれで、ちょっぴり唾液の量が増えるだけの人もいれば、常によだれが分泌されて吐き出し続けなければならない人もいます。これと言った根本的な対処法がなく、つわり=よだれのイメージがないだけに理解されにくいのが難点です。
他のつわりと同じように安定期に入るころには落ち着くことが多いですが、酷い人は出産直前までよだれつわりに悩まされるなんて人も…
私は5週目から徐々に症状が出始め、13週頃まで続きました。
最初のころは飲み込める程度の唾液で何ともなかったのですが、だんだん吐き出さなければならないほどの唾液量に。
ティッシュに含ませてみたり、寝るときは口元にタオルを当ててみたりとアレコレ試しましたが、唾液の匂いにも耐えられず何度も吐きそうになっていました。
ピークだった時は、洗面所に椅子を持っていってシンクの前に座り、30秒おき位にペッペッと吐き出しながらスマートフォンで気を紛らわしていました。
私がその時調べたコラムなどには「酷い人は5分に1度吐き出さないとならないほど」と書かれていて、私はよほど酷いのかなぁと思いながら過ごしていたのを覚えています。
対策法は?
今のところ、よだれつわりに対する画期的な対策法は見つかっていません。
唾液を吐き出すほうが楽な人もいれば、飲み込んだほうが楽な人もいます。
唾液がそこまで気にならない、飲み込むことが出来る(もしくは吐き出すほどの量でない)人は、飴やガムなどで気を紛らわすのがよいそうです。
吐き出すほうが楽な人は、タオルなどで唾液を受けるか、洗面器やシンクに吐き出すのがよいでしょう。ティッシュに吐き出すのもアリですが、頻繁に拭っていると口元が荒れてしまうのでおススメはしません。
睡眠時には洗面器を枕元に置いたり、バスタオルを用意するなどしていつでも吐き出せるようにすると楽ちんです。
外出中の対策は?
どうしても外出しなければならない…という時は、カバーなどを付けてペットボトルの周囲を見えなくしたものや携帯できるものを用意して、飲むふりをして吐き出すというのが一番違和感なくやり過ごせます。
何も用意していない時に耐えきれなくなった時は、蓋付きの飲料缶を購入して中身を空にして利用することも出来ます。
なかなかマイナーで「え、そんなつわりあるの?」と理解されにくいよだれつわり。
私も初期のころとても苦しみ、やけを起こしたり旦那に強く当たったこともありましたが、安定期に入り気付けばつわりも収まっていました。
このコラムが誰かのお役に立てれば幸いです。