クーイングと喃語とは我が家の娘が喋った日

こんにちは、スタッフくわっちです。

おくるみに包まれたご機嫌な赤ちゃん2ヶ月を過ぎた頃から、娘はよく小さな声でうーうーと声を出すようになりました。また、ミルクの時間近くになると「んまぅまぁー!まぅあー!」と、なんとなく「まんま」と言っているような…?これはきっと親の気のせいなのでしょう。でも、泣いてばかりいた頃に比べればバリエーション豊かになってきました。

そんなある日、旦那が休みでパパとだらだら川の字で横たわり、いつものように

「パパのほう向いた!あー可愛い!」

「娘ちゃんはパパからミルクもらいたいもんねー♪」

というデレデレな独り言を垂れ流していると…

「パパのこと好きだもんねー!ねえ、娘ちゃん?」

「…うぃ」

なんと!返事が返ってきたのです!

偶然出た声なのでしょうが、思わず顔を合わせて笑ってしまいました。

その後嬉しかったのか、その日一日中娘を構い倒していたのは言うまでもありません。

実はこの現象には「クーイング」という名前があります。

「クーイング」と「喃語」

「クーイング」とは生後3ヶ月前後に始まる発声練習のようなもので、下を使わずに母音を発声することをいいます。機嫌がよいときや、周囲から話しかけられたときに発し、口をはくはくと動かしたり、喋りかけている相手の方向をじーっと見つめて、まるで返事をしているかのように喋ります。

それからおよそ4ヶ月から5ヶ月のときに、「喃語(なんご)」を話し始めます。喃語とは、クーイングに近いですが、声帯や口の使い方を徐々に覚え始め、母音以外の色んな声を発することです。クーイングと似ているため、混同して使われていることが多いです。

離乳食を始めると口周りの筋肉が鍛えられるため、さらに喋れる音が増えていきます。

この喃語は一時的なもので、指差しや身振り手振りができるようになる10ヶ月頃には消失し始めます。その頃には、「まんま」や「ばぶ」など、言葉として聞き取れる音が増えてきます。

また、言葉の意味は違っても、おもちゃを取って欲しい、お腹がすいた、のどが渇いたなどを必死に声を出して伝えようとしてくれるようになります。

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親子の絆を深める大切なクーイングと喃語

およそ半年しかないクーイングや喃語。この期間が、親子のコミュニケーションを深め発達を促す大切な時期なのです。

「あー」や「うー」などのクーイングを、意味のない言葉だと思って聞き流していると、赤ちゃんは「ママはわたしの話を聞いてくれないなあ」「ボクはひとりぼっちなのかなあ」と思うようになってしまいます。誰かに喋りかけているのに相手をしてもらえないのはとっても悲しいですよね。それは赤ちゃんも同じです。

喋っていることはよく分からなくても、返事をしてあげたり、話しかけたりしてあげましょう。ママの一方的な独り言でも、パパのよく分からない親父ギャグでも構いません。

クーイングや喃語に対して返事をしてあげることが、赤ちゃんの言葉の発達に大きく影響するということを、アメリカのアイオワ大学が研究結果として発表しています。

クーイングをはじめた赤ちゃんとは目が合う機会も多いですので、目を合わせてお話してあげたり、赤ちゃんが発した言葉をオウム返しのように発して遊んであげてください。例えば家事をしていて一人遊びしてもらっているときでも、「なあにー?どうしたの?」と遠くから声を掛けてあげると、返事が返ってくるかもしれません。

喃語がだんだん消失してたくさん喋れるようになると、「パパ」「ママ」と呼ばれるまであと少し!最初はどんな単語を発するか、とっても楽しみですね。

我が家の場合、仕事から疲れて帰ってきているにも関わらず、一生懸命「パパ」と呼ばせようと、「パパって呼んでごらん?ほら、『パパ』だよ〜」と毎日言っています。

我が子へのデレデレ期間はまだまだしばらく続きそうです。

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